Heidegger- Forum in Japan フォーラム渡邊賞 |
ハイデガー・フォーラム渡邊二郎賞
ハイデガー・フォーラム渡邊二郎賞・内規 (設置趣旨)第一条 ハイデガー・フォーラム創立一〇周年を記念して、年次大会においてハイデガーの思索を受け止めて公募発表し最優秀と見なされた発表者に対して、ハイデガー・フォーラムとして賞を授与し、哲学研究の発展を図る。 (名称および副賞) 第二条 賞の正式名称は、日本におけるハイデガー哲学研究に貢献した故渡邊二郎氏(一九三一―二〇〇八)の功績を讃え、「ハイデガー・フォーラム渡邊二郎賞」とする。ただし、通称を妨げない。 第三条 受賞者には、記念品ならびに副賞一〇万円を授与する。賞金や、賞の運営に必要な経費は、渡邊二郎氏のご遺族から本フォーラムに託された渡邊基金より拠出する。 (選考対象) 第四条 選考は、当該年度の大会にて公募発表の枠で発表した発表者を対象として行なう。依頼発表枠は選考外とする。 第五条 年齢制限は設けないが、受賞は一人一度限りとする。 第六条 原則として、毎年一名を受賞者として選ぶ。ただし、最優秀と認められた発表者が複数いる場合は、複数名の受賞もあり得る。また、「該当者なし」もあり得る。 (選考方法) 第七条 公募発表者の選考そのものは、従来通り、大会立案担当実行委員会の責任において行なう。 第八条 大会時に、一般審査員による投票を行ない、受賞者を決定する。 第九条 大会参加者一人一人が、会員非会員を問わず、一般審査員となりうる。ただし、公募発表者は除く。 第一〇条 一般審査員として投票するには、四名の公募発表(と各々の質疑応答)のうち、三名以上の発表を聴くことが要件となる。 第一一条 一般審査員は、本内規を遵守し、公平な評価を心掛けなければならない。 第一二条 一般審査員は、大会初日に会場で配布される審査用紙に記載の評価基準に従って判定を行ない、投票者記名式で投票する。 第一三条 実行委員会は互選によって計五名の選考委員を選出する。選考委員は、審査用紙の回収と集計、ならびに受賞者の決定を担当する。ただし、集計補助要員を実行委員の中から若干名採用できる。 第一四条 選考委員は、審査用紙の作成、配布にあたるとともに、会場に投票箱を設置して、参加者に厳正な投票を呼びかける。選考委員も投票権を有する。 第一五条 選考委員は、一般審査の集計結果に照らして、最優秀者を最終的に決定する。 第一六条 誰がどの発表者にいかなる評価を下したかを、選考委員および集計補助要員は一切漏らしてはならない。 第一七条 当該大会の全発表終了時に、受賞者をその場で発表し、表彰する。ただし、受賞者を速やかに決定できなかった場合、発表と表彰は後日行なうものとする。 第一八条 受賞者はホームページに公示する。 第一九条 受賞者は、受賞発表を欧語論文にしたものを電子ジャーナルHeidegger-Forumに掲載する権利を与えられる。その場合のネイティヴチェックは自己負担とする。 (改正) 第二〇条 この内規の改正は、実行委員会の議を経なければならない。 附則 (選考方法に関する特例) 1.大会が会場で開催できない場合に限り、投票は、大会前に通知される電磁的方法を用いて行う。 2.この改正内規は二〇二一年十月一日より施行し、第一七期実行委員会から適用する。 (二〇二四年九月二日改正)
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