Heidegger-
Forum
in Japan

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規約・組織
1) 規約
2) 創設趣旨
3) 主な活動
4) 会員=「賛同人」
5) 実行委員会
6) 組織の特色

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発表応募要領

電子ジャーナル

規約・組織 2)

創設趣旨

 I.哲学的談論の広場
本フォーラムは、現代における哲学の可能性を追求する者たちの連帯の時空である。哲学は、ものを考えるのが好きな人びとが集い、のんきに談論を交わす場から生まれる。古代ギリシアで「アゴラ」と呼ばれた市民相互の討議の共同広場のことを、ローマ起源の言葉で表わすと「フォーラム」となる。現代日本において哲学的思考の意味をなお信じ、確かめようとする人びとが、自由な議論を戦わせるゆとりを共有することこそ、本フォーラムの創設趣旨にほかならない。

 II.ハイデガーという機縁
本フォーラムは、名称に表われているように、ハイデガーの思索に関心を寄せる者たちの連絡組織という性格をもつ。マルティン・ハイデガーの思索をその深さと広がりにおいて理解しようと願うものは、個々の専門領域を超えて、現代哲学の諸潮流、哲学史全般、ひいては隣接諸分野の動向に関心を抱くにちがいない。逆に、必ずしもハイデガーの専門研究者ではない者も、彼の思索の広範な射程に関心を払わないわけにはいかない。この共有された関心を機縁として、哲学と哲学史、さらには関連諸科学に携わる人びとが対話し交流する機会を提供することが、本フォーラム創設のもう一つの趣旨である。欧米はもとより、地球上の人びと、とりわけ東アジアの隣人たちと連絡し合うツールの一つとして、ハイデガー研究、ひいては哲学的談論を位置づけることも重要であろう。

 III.危機の自覚からの出発
本フォーラムは、第三の――だがわれわれにとっては第一の――創設趣旨をもつ。現代において哲学研究は、それ自体ニヒリズムとも名づけられるような、深刻な危機のうちにある。講壇哲学の既存のあり方への不信感は、外部からというより、内側から日増しに募っている。制度的に従来の研究スタイルが維持できなくなりつつあるだけでなく、研究者自身が自信喪失に陥り、哲学の可能性それ自体にすら疑いを抱きはじめている。ハイデガー研究もその例に洩れず、停滞と沈没の苦境にある。この現状を打破するには、いま一度哲学の原点に立ち返り、問題意識を共有する者どうしが集まって議論を深め、自分たちが当面している問題の真の所在を「反省」するに如くはない。そのような自己省察と相互批判の場のなかから各人が思考の可能性を?みなおすべく、本フォーラムは創設される。

  >> ハイデガー・フォーラム創設の呼びかけ [PDF版Word版